国家公務員の兼業受験生が司法書士と行政書士の事務所を構えるまでの記録

【ねーびーs thought 3】令和4年試験対策で使ったもの(択一編)

assorted books on shelf

ねーびーです。択一の基準点を突破したので、択一の勉強で使ったものを紹介したいと思います。

伊藤塾のアドバンステキスト(と講義)

令和4年の択一知識のインプットは伊藤塾のアドバンスコースのアドバンス講義とテキストを使いました。良かった点は3つあります。

一つの講義がおおよそ45分で完結。

アドバンス講義の講義時間は一回の講義が40から50分で完結していました。他のコースの講義だと1回の講義日に55分×3回(1回目と2回目、2回目と3回目の講義の区切りは明確ではない)というのと比べるとはるかにとっつきやすいかなと感じます。

私は、講義を1.5倍速で聞いていたので、およそ30分で講義を聞き終えていました。そのあと、当日の復習としてPDFで配布されるパワーポイントの資料を4in1で印刷して、スライドごとに切り取ったもの(この大きさが伊藤塾のテキストにある余白の大きさにぴったりなんです。)をテキストの該当箇所に貼りながら、あとで述べるマークの個所を読み込んでいました。

また、令和4年度対策版では昨年の択一基準点発表の時点で民法の講義がすべて収録済みでしたので、私は苦手意識を持っていた債権から聞くことが(2023年合格目標のアドバンス講義はほぼ昨年の再配信のようで、11科目の中から苦手な科目からインプットしていく芸当もできるようです。)。

詳細なマーク指示でテキストにメリハリをつける

講義の担当講師は宇津木講師です。講義中にテキストの加工を終わらせるかの如く細かくマークの指示をしてきます。マークの種類は1:重要事項、2:暗記事項、3:1の重要事項が場合によって異なるときの場合分け、原則である重要事項に対する例外となる知識の3つでした。

私は上記の1のマークには黄色の蛍光ペン、2のマークには赤(ピンク)の蛍光ペン、3のマークには緑の蛍光ペンを使用しました(普段の書き込みはブルーブラックのペンを使用していました。)。

このようなマーク指示で、少なくとも講義を聞いた人については共通して、講師から重要と指摘された部分がマークされたテキスト(=復習の素材)ができあがります。一方、きちんと重要でないところは「ここは一読だけで構いません。」とか「読まなくてもいいです。」と指摘されます。

私は、アウトプットである演習や模擬試験で間違えた肢でアドバンステキストに載っていれば、該当部分に水色の下線をつけていきました。それが黄色の蛍光ペンと一致していれば、「この部分は重要だけれど、自分は分っていなかった」というのが一目瞭然となりました。模擬試験で模擬試験実施機関が解説で重要肢としている内容でもアドバンステキストに載っていなければあえて追記しませんでした。これも絞り込みの一つかなと思います。

重要な論点では、講義中に問題を解く時間がある

アドバンス講義ではテキストの内容を解説するだけでなく、その知識がどう問題で問われるか一問一答式で問題を解く場面が度々あります。宇津木講師からは「では、一旦停止してスライドの〇番の問題を解いてください」との指示があります。

インプットしてすぐにその知識がどのように問われるか間髪入れず問題を解くので、知識の定着がしやすいのかなともいます。私は講義のスライドと同様にこの講義中に解いた問題についてもテキストの該当箇所に張り付けて、その問題についてはテキストでアウトプットもできるようにしていました。

伊藤塾の厳選過去問題集

昨年の再勉強開始当初はオートマ過去問を使用していましたが、昨年の秋口に長年患っている「2択に絞れるのにどうしても間違えてしまう病」(笑)について、コロ助さんに話したときにこちらに切り替えるようお勧めがありました。それ以来、アウトプットのメインはこちらを使いました。

私は以下のように使いました。

1回目は肢別問題集のごとく解く

これは、LECの根本先生のアイデアを使わせてもらいました。

読んで字のごとくなのですが、例えば今日の勉強内容が「民法厳選過去問集の201問から210問」であったときに、201問のアからオへと説いていくのではなく、201問のアの正誤をつけたら、次は202問のア、その次は203問のアというようにまずアの選択肢について201問から210問まで解きます。以降は、同様にイの肢、ウの肢、エの肢、オの肢と解いて行って答え合わせをします。

どうしてもアからオへと正誤の検討すると、組み合わせで最終的な答え(=マークシートに記載する番号)がわかってしまうことが多々あるので、それを極力回避するための手段です。

間違えた肢についてはアドバンステキストに戻って記載があれば該当箇所に問題番号を書いた付箋を貼っていきました。最後に学習状況のチェックとして全肢の正誤が正しくできたものには「OK」、全肢の正誤はできなかったものの最終的な回答はあっていたものには「〇と正誤の判定ができなかった肢の数」、全肢の正誤もできなく最終的な回答も間違っていたものについては「△と正誤の判定ができなかった肢の数」を厳選過去問題集にある学習チェック表につけていきました。

2回目は問題番号の偶数奇数でとく

これは、厳選過去問題集の効率的活用法に書いてあった科目の全範囲をバランスよく学習するアイデアです。解き方はある問題のア~オを全肢検討していく方法です。

例えば、私は来年向けに2022ver.の厳選過去問題集を買っています。民法だけで250問あります。単純に10問解くとすると全範囲を1回さらうのに25日かかります。これを問題番号が奇数の問題だけ解くとすると粗々ですが全範囲の学習を約13日で行うことができます。直後に偶数の問題を解くと同じ期間で全範囲を2回さらうことになります。

間違えた肢の取り扱いや学習状況のチェックで記載する内容は1回目と変わりません。

3回目以降は問題を絞りこんでとく

3回目を開始する時点で今年の6月に入っていました。
そこで、1回目と2回目ともにOKだった問題、1回目は〇で2回目はOKの問題は自分の血や肉になったとみなして、学習対象から外しました。そして、その中で、主要4科目については各問題についている問題レベルAのものを解いていく対象として絞り込みました。

最後の1ヶ月はそうして絞り込んだ問題をひたすら解きました。その時も対象リストから一つ沖に問題を解いていきました。
例えば、ある科目で絞り込んだ問題の番号が3、7、12、20、35、56、78、92、97、100だった場合、3,12,35,78、97と解いてから、7、20、56、92、100と解きました。とりあえず粗々でも全範囲を手早く回すことに主眼を置きました。

ご意見お待ちしています。

ざっとというにはなかなかの文章量となってしまいましたが、択一で使ったものをご紹介しました。この記事については、思い出し次第追記していきます。

 
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