7月3日、令和4年度司法書士試験を受験しました。
受験された方はお疲れさまでした。
成績面での詳細な振り返りは指導機関の分析会を見聞きした後で、記事を書こうと思いますので、本記事はその一日の行動や心理の振り返りです。
目次
8時30分に早稲田大学正門に到着。数人の受験指導機関のスタッフがパンフレットを配っているほかは特に変わった様子はなかった。どうやら地下鉄早稲田駅から近い南門のほうで、講師の皆様が最後の気合い入れをされていたようで、そちらの方は結構人が滞留していました。
受験教室に入ると、5分の1のほどがすでに着席。私の座席は、真ん中の前から3列目の3人掛けの机の通路側でした。
指定時刻になり周りを見ると、私の左右は空席でした。今年は受験番号が700番台だったので、かなりの受験ガチ勢がいて空席は少ないのかなと思っていましたが、意外とぽつぽつと空いていました。教室の座席は前から3列ごとに1列開けるレイアウトだったので、この時点でかなり広々としたパーソナルスペースを確保することができました。
9時30分、5時間にわたる戦いの開始。私の回答順は、模試の時に確立した、憲法→刑法→会社法・商法→民法(問4から順番に)です。
1巡目で回答を保留したのは9問。これも直前の模試が12問だったことと考えると、調子は悪くないなと思いましたが、手ごたえはなかった。2巡目で5問回答を確定させて、3巡目で3問回答を確定。残り1問は一旦トイレに行って、思考回路をリセットした後、回答を確定させました。ちょうど試験終了5分前に解答終了。
試験終了後、マークシートの回収に手間取り、受験者から「遅い!」とかなり怒りに満ちた声が上がりました。ただ、その声のおかげで、自分は冷静だ、午前の試験が終わった時点で動揺していないと認識することができました。正直、こんなことで怒りを発散しても仕方ない。
カロリーメイト(フルーツ)4個、野菜入りゼリー飲料、ビターチョコレート、午前中に使用した麦茶の残りで昼食。
指定時刻前に問題冊子等を配ろうとした監督員を主任が受験戦の面前で怒鳴るという何とも言えないアクシデントが発生。
ロジ的な情報共有や指示は昼休みに廊下とかで終わらせてほしかったなぁ。なんか教室の空気が重々しくなってしまいました。
受験番号等を記入する際に記述の回答用紙を確認。商業登記で、登記できない事項とその理由を書かせる欄がないことに気づく。「とりあえず登記できそうなものはどんどん書いていこう」と確認。ついで、不動産登記の答案用紙を見ると第4欄はなんか書かせるようだ第3欄までは、典型的な申請の回答欄だったので、気にしすぎることもないと考えました。
解答は、4回の模擬試験で確立した、択一は頭から解いて、商業登記記述、不動産登記記述の順で行った。
できるだけ記述のために時間を残そうとして、感情をもたずひたすら肢の正誤を判断していく。結果的には57分で回答を終わらせ、商業登記へ。
商業登記の問題を見てびっくり。2回目の申請で持分会社の登記を書かせる問題が出た!ここで混乱してもおかしくなかった。しかしなぜか「2回目の申請はきっと誰も書けまい。だとしたら、バランスを取ろうとして不動産登記は容易なはず。だとしたら、不動産登記と商業登記の第1欄、第2欄での勝負か!」と判断し、2回目の申請は別紙の合同会社の登記事項証明書を見ながら、登記するべき事項を落穂ひろいのようにポツポツと回答。完全に部分点狙い。何とか15時まであと数分のところで回答をいったん止めて、不動産登記へ。
不動産登記は、不動産が4つ出てきて解答量がとんでもないことになるかもとはじめは身構えてしまっていたが、問題を読んでいるうちに「やはりここで点数を稼がそうとしている意図だ」と思い、回答。15時55分に解答は終わったが、残りは明らかに読めにくい字や誤字を修正するだけにとどめた。おそらくこの残り5分でひらめいたことは、おそらく間違いだろうと思ったゆえである。
昔、違う資格試験の終了後、指導機関からもらう解答速報と自分の答えを記載した問題を見ながら採点していたら、あまりの不出来に吐いてしまったことがあったので、TACの択一解答リサーチを利用した。他の受験指導機関の択一の採点企画では解答入力して日がたってから結果が入手できるのだが、TACと辰巳は入力すれば即座に採点して結果が出るので、自分の精神安定上一番負担がないと思った。
70問の択一の回答番号を入力する。登録ボタンを押す。次の画面には、
午前 90(30問) 午後81(27問)の文字。
(@_@) (;'∀') (*^▽^*)
はじめてみた数字。基準点はまだどこの予想も聞いていない状態だったが、この数字を目の当たりにして、おそらく記述の答案は読んでもらえるであろう。基準点によっては記述の基準点を超えれば総合で滑り込めるのではないかと、去年よりもきちんと実力は伸びていたんだということがわかりとっても嬉しかった。
しかしその後、不動産登記で3つの回答欄のうちの一つで枠ズレをやらかしてしまったことが明らかになってしまい、今は少々保守的に「記述の基準点が越えることができるか微妙だね」という認識になっている。
ああ、この宙ぶらりんが10月まで続くのか。