今年の司法書士試験から1週間たち、ようやく伊藤塾の分析会の動画を視聴しました。本記事は、それを受けての振り返りです。
目次
■ 30/35(憲法:3/3 民法:17/20 刑法:3/3 会・商:7/9)
■ 誤答5問中選択肢を2つまで絞れていたもの 4問(民法3問、会・商1問)
■ ランク(伊藤塾によるランク付け)別の正答数
A(必ず正解すべき問題)23/24
B+(半分以上正解すべき問題)4/7
B(正解できなくてもやむを得ない問題)3/4
C(いわゆる「捨て問」)0/0
すべての肢を検討し、1時間55分で解答しました。1巡目で回答保留したのは35問中9問。そのうち正答したのは6問。誤答した3問のうち、2肢まで絞ることができたのに誤答したのは2問でした。
試験終了時点で、手ごたえは全くありませんでした。しかし、ふたを開けてみれば、「Aランクの問題は落とさず、B+ランクの問題は半分は正解する」という理想に近い形で形で得点できていました。
憲法・刑法は、模試では4問しか取れないこともあったのですが、最後の最後できっちりと6問もぎ取ることができました。今年の刑法といえば、第25問の強制わいせつ罪又は強制性交等罪。私は、示された選択肢に関する知識で2択までに絞ったものの最後は「これで罪が成立する(又は成立しない)とおかしいよね」というリーガルマインドをいかんなく発揮して回答しました。正答でした。
民法でAランクの問題は20問中15問でしたが、うち14問正答し、B+ランク5問中3問正答することができたことがよかったです。
会社法は、第1回全国公開模試が3問、第2回全国公開模試が5問、第1回スーパー模試が6問、第2回スーパー模試では9問と成績を上げることができたことで、今回7問正解できたと思う。直前期前とえらい違いである。
■27/35(マイナー科目:10/11 不動産登記法:12/16 商業登記法:5/8)
■ 誤答8問中選択肢を2つまで絞れていたもの 7問(民訴1 不動産登記法3問、商業登記法3問)
■ ランク別の正答数
A(必ず正解すべき問題)18/20
B+(半分以上正解すべき問題)7/8
B(正解できなくてもやむを得ない問題)2/6
C(いわゆる「捨て問」)0/1
昨年に引き続いて今年もマイナー科目番長でした。
不動産登記法は、誤答した問題4つのうち3問は落としても仕方のないBランクの問題だったのが救いでした。また、最後の2週間のの追い込みで12問の正解ができるようになったことも評価できると思います。
商業登記法では、Aランクの問題を2つ落としてしまったことが反省点。
不動産登記の記述は、一つの土地についての登記で枠ズレをしてしまいました。商業登記は、合同会社のところは完全に部分点狙いの状態、株式会社の登記のほうも監査役の任期で誤った判断をしていました。
伊藤塾ではAランクとされた問題数とB+とされた問題数の2分の1の合計を基準点の目安としています。今回のランク付けで当てはめてみると、午前は27問か28問、午後は24問が目安となるみたいです。
それに基づくと、択一の成績としては基準点プラス5または6問となるのですが、LECの根本先生の速報動画では午前は28又は29問、午後は25問又は26問という基準点の予想が出ていました。
高めに取られると、基準点プラス2問。今回の記述の出来を鑑みると、合格と考えるのは厳しい。
そのため、記述の答案は読んでもらえるかもしれないが、合格までは厳しいかなという自己認識に至っています。
今回、午前午後ともに基準点未満というような箸にも棒にもかからないような択一の成績だったら、司法書士試験からの撤退を考えていました。しかし、1年でここまで実力が付き、厳しいかもしれないが合格は記述の採点次第というところまで来ることができました。
そのため、今年残念な結果になったとしても、来年も受験します。
7月の3連休明けまでに、どうやって来年に向けて何を使うかについて決める予定です。